大麻とは、例のあの「大麻」のことです。
言葉を聞くと「麻薬」とか「幻覚作用」とか言ったダーティーなイメージを思い浮かべてしまいがちですが、もともと、お祓いに使う祓串(神職が振る、白いハタキのような神具)などに使われてきた神事用の神聖な植物という側面を持っています。
NHK津放送局HPより |
このため、日本の伝統的な神事に使われるにもかかわらず、多くの神社では中国などから輸入された大麻を使用しているのが現状で、これに危機感を持つ神社関係者らで構成する「伊勢麻振興協会」が、三重県に対して県内での栽培許可を申請していました。
この審査には紆余曲折あったようですが、防犯対策の強化などについて県から指導を受け、今春、栽培が許可されました。
伊勢麻振興協会は、繊維に換算して30kg分の収穫を想定し、伊勢市内の畑で栽培を行ない、8月に収穫を終えたとのこと。南伊勢町の職人が加工した精麻(大麻の茎を発酵させ、表皮を剥いで精製したもの)は桑名市の多度大社と、鈴鹿市の椿大神社に供給される予定とのことです。
◆NHK NEWS WEB 許可受け 大麻草の繊維を作る 10月31日
◆一般社団法人 伊勢麻振興協会 ホームページ
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