神宮美術館は平成5年に斎行された式年遷宮を記念して建設された美術館で、文化勲章受章者や文化功労者、日本芸術院会員、重要無形文化財保持者(人間国宝)といった方々が、式年遷宮を奉賛して伊勢神宮に奉納した、絵画、書、工芸品などの美術品を展示しています。
リニューアル工事のためしばらく閉館していましたが、3月1日から、天皇陛下御即位30周年 神宮美術館開館25周年記念特別展である 歌会始御題によせて 光 平成の御題を振り返る が始まりましたので見に行ってきました。
神宮美術館は、伊勢神宮の博物館である神宮徴古館(ちょうこかん)や農業館などと同じ伊勢市郊外の倉田山と呼ばれるエリアにあります。
建物は日本藝術院会員である大江宏氏が設計したもので、平安時代の寝殿造を連想させる優美なデザインです。
神宮美術館は例年この時期に、宮中での歌会始(うたかいはじめ)の御題にちなんだ作品群を特別展を開催しています。
今回は天皇陛下の即位30周年を奉祝し、今年の歌会始の御題であった「光」をテーマにした展示となっています。
当然ながらというか、館内は一切の撮影が禁止されているため、どのような作品があったのかをパンフレットから抜粋してみると・・・
横山大観 絵画 「正気放光」
大山忠作 絵画 「瑞翔」
平山郁夫 絵画 「長安の残輝」
室瀬和美 蒔絵螺鈿丸筥 「秋奏」
などなど。絵画のほかにもブロンズ彫刻、木彫、織物、陶磁器、彫金などさまざまな作品がありました。
有名な超一流の芸術家によるものばかりなので、どれも素晴らしい作品です。
私もつい、作品の目録を購入してしまいました。
大人一人の入館料は500円。都会の美術館のように混雑もしていませんから、ゆったりと作品と向かい合うことができます。
3月26日まで開催されていますので、皆さまもぜひお訪ねいただいてはどうでしょうか。
リンク 神宮の博物館ホームページ 神宮美術館
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